本取り組みは、地域の医療・介護事業者が垣根を越えて集まり実現しました。
いま日本社会は、医療や介護制度が大きく変化する転換期にあります。
これまで当たり前に受けられていた支援が、ある日突然届かなくなる。そうした状況は、もはや一部の人の問題ではありません。
その影響を受けるのは、支援を必要とするご本人だけではなく、支える家族も同様です。「どこに相談すればよいのか分からない」「情報が見つからない」という状態は、人を制度の外側に孤立させてしまいます。
私たちは、この状態を単なる制度不足ではなく、情報とつながりの欠如によって生まれる社会的課題、すなわち”情報のバリア”の解消が必要として捉えています。
今回開催する地域勉強会「ちいきコネクト」は、その考え方を具体化する取り組みの一つです。
医療・介護・福祉に関わる人々が地域単位で集い、現場の視点や当事者の声を共有することで、見えにくくなっていた情報や考え方の壁を少しずつ取り払っていく。その場を通じて、「誰に、何を、どうつなげばよいのか」を地域全体で考えていきます。
地域コネクトは、医療・介護・福祉に関わる人々が、地域単位でつながり、対話し、相互理解を深めるための勉強会です。
誰かが一方的に教える場とは異なり、現場で向き合っている課題や迷い、価値観を持ち寄り「この地域で、どのような支援ができるのか」を参加者全員で共に考えることを目的としています。


実際の現場で起こり得るケースを題材に、参加者同士で意見交換を行います。
身体機能の低下や疾病管理といった身体的課題だけでなく、
など、多面的なテーマについて考えます。
同じ症例であっても職種や経験によって見え方は大きく異なります。
多様な視点を共有することで、新たな支援の可能性を発見する機会となります。
ディスカッションテーマに関連した知識や事例を共有し、明日からの現場で活かせる実践的な学びを提供します。
勉強会を通じて、普段は接点の少ない事業所や専門職同士が顔の見える関係を築くことができます。地域の中で相談し合える関係性は、利用者支援の質を高めるだけでなく、支援者自身の安心感や働きやすさにもつながります。
ちいきコネクトでは、専門職だけでなく、利用者や当事者、ご家族の参加も大切にしています。
支援する側にとっては、日常業務の中では聞くことのできない生活の実感や本音に触れる機会となります。
一方で、利用者やご家族にとっても、支援者がどのような考え方や意図を持って関わっているのかを知る機会となります。「支援する側」と「支援される側」という関係を超え、一人ひとりが地域をつくる主体として学び合うこと。
それが、ちいきコネクトが大切にしている考え方です。
ちいきコネクトは、単発の勉強会ではありません。
私たちが目指しているのは、地域の中に継続的な対話と協力の文化を育てることです。
こうした小さな積み重ねが、やがて地域全体の医療・介護・福祉の質を高めていきます。
誰もが必要なときに相談できる。
困ったときに支え合える。
安心して暮らし続けられる。
ちいきコネクトは、そのような地域社会を実現するための「対話のインフラ」として、各地域で活動を広げています。
ちいきコネクトは、地域や職種、所属組織を問わず参加いただける学びの場です。
地域の医療・介護・福祉に関心のある方、現場で感じている課題を共有したい方、新たなつながりをつくりたい方のご参加をお待ちしています。
各地域での開催情報や参加方法については、各地域のちいきコネクト運営事務局よりご案内いたします。

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