2026年7月9日、鹿児島県・奄美大島の瀬戸内町から、福祉を担当されている信島課長と静島さんが西宮のONE flatを訪ねてくださいました。
ONE flatは、2027年4月にルート訪問看護ステーションを奄美大島に開設する準備を進めています。
▼奄美結プロジェクト
西宮市と奄美市の友好姉妹都市調印20周年を記念して、2027年4月に奄美市へルート訪問看護ステーションを開設する取り組みです。
特徴としては、SNSで全国から看護師・リハビリ職を募り、1年限定で島に移り住んで働いてもらい、人が循環し続ける形をつくります。
まず奄美市に拠点を立ち上げ、その先には瀬戸内町にも訪問看護ステーションを展開したいと考えています。
今回の視察は、その準備を進める中で、「ONE flatが実際にどんな会社で、どんな現場をつくっているのかを直接見たい」とお声がけいただいて実現しました。
これまでは、私たちが奄美へ伺うことがほとんどでした。
今回はその逆です。一方通行の関係ではなく、行き来のある関係になりつつあることを嬉しく感じた一日でした。

午前は、ホーミーリハビリデイサービス苦楽園で取り組んでいるリエイブルメント事業をご覧いただきました。
リエイブルメント事業は、できなくなったことを代わりにやってあげる支援ではなく、またできるようになることを一緒に目指す取り組みです。
3ヶ月・週1回・全12回のプログラムで、介護サービスに頼らない生活を目指します。
これは西宮市が実施しているモデル事業で、ONE flatはその受託法人のひとつです。
受託している3法人のうち、ONE flatは唯一の非医療系の民間企業にあたります。
利用者さんが体を動かしている様子、スタッフのかかわり方、記録の取り方など資料や数字では伝わりにくいところをその場で見ていただきました。

午後は、ルート訪問看護ステーションの西宮事務所へ移動し、マネージャーの奥田を交えて、西宮の訪問看護の実情をお伝えしました。
一日に何件を回るのか。どんな相談が持ち込まれるのか。どんなときに難しさを感じるのか。そして、私たちが訪問看護で何を大切にしているのか。
奄美と西宮では、地理も人口も、医療や介護の資源の状況も違います。
同じやり方がそのまま通用するとは思っていません。
だからこそ、それぞれの現場で何が起きているのかを言葉にして交換する時間になりました。

2026年は、西宮市と奄美市が友好姉妹都市の調印を交わして20年という節目の年にあたります。
自治体同士の交流というと、これまでは観光や食、教育といった分野が中心でした。
私たちは、新たな取り組みとして医療・介護・福祉という分野での交流を進めていきます。
今回の視察は、その入口になったように思います。
ルート訪問看護ステーションは、2027年4月に奄美大島へ進出します。
西宮で積み重ねてきたことが、そのまま島で通用するとは考えていません。
島には島の暮らし方があり、私たちが教わることの方が多いはずです。
こうして行き来を重ねながら、その土地に合った形を一緒に見つけていけたらと思っています。