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奄美大島に自宅で看護を受けられる選択肢を。ルート訪問看護ステーションが鹿児島県奄美大島に新拠点

「退院したら、家に帰りたい」

その当たり前の願いが、奄美大島ではかなわないことがあります。

看護師が足りない。医師も足りない。

自宅で療養を続けるための仕組みが、島にはまだ十分に整っていないからです。

この現状を変えるために、兵庫県西宮市の株式会社ONEflatは新たな取り組みを始めます。

全国から看護師や療法士を集め、1年ずつ交代で島に来てもらうという新しい仕組みで、2027年4月に奄美大島へ訪問看護ステーションを開設します。

1|奄美大島の医療の現状

奄美大島には、病院のベッドがおよそ1,800床あります。

数だけ見れば、決して少なくありません。

しかし、その多くは手術や緊急対応のためのものです。

病気やケガをしたあと、体を回復させるためのリハビリ用ベッドは、100床以上も足りていないのが実情です。

回復した先に待っているのは、自宅での療養です。

ところが、その暮らしを支える訪問看護ステーションは、島全体でわずか6カ所しかありません。

奄美大島は、車で端から端まで2時間以上かかる広い島です。

その広さに対して6カ所では、手の届かない地域がどうしても出てきます。

こうした状況を受けて、国もこの島を「医師がとても少ない地域」として正式に指定しています。

病院の医師たちは、院内の患者さんへの対応だけでも手一杯です。

退院したあとの暮らしまで支える余力は、なかなか残っていません。

その結果、何が起きているか。

「退院したら家に帰りたい」。そう願っていても、家で支えてくれる人がいないために、望まないまま施設に入るお年寄りが後を絶たないのです。

家に帰りたいという願いをかなえるためには、この島に、自宅での暮らしを支える仕組みが必要です。

2|なぜONEflatが動いたのか

実は西宮市と奄美市は、60年以上の交流がある友好姉妹都市です。

そのきっかけも医療でした。

昭和30年代、医師が少なかった奄美大島に西宮の医師たちが自ら渡って10年以上にわたって健康診断や衛生指導を続けました。

その積み重ねが縁となり、1981年(昭和56年)に正式な友好都市になりました。

その後、2006年(平成18年)に友好姉妹都市へと発展しました。

そして2026年は、その締結からちょうど20周年の節目の年です。

「医療や福祉の面でも交流を深めたい」

西宮市議会議員・重久大学さんのひと言をきっかけに、ONEflat代表の木下一平が奄美大島を視察しました。

現地で会った市役所の担当者、奄美市長、介護施設のスタッフ。

みなさんが口をそろえて言ったのは同じことでした。

「医師は病院の中だけで精一杯。家への訪問まで手が回らない」

「家に帰りたくても、支えてくれる仕組みがなくて施設に行くしかない」

この声が、プロジェクトを本格的に動かす決断につながりました。

視察の様子(2025年7月)

3|プロジェクトの仕組み

このプロジェクトの一番の特徴は「医療人材が循環する」という仕組みです。

奄美大島の中だけで人材を集めようとしても、もともとの人口が少ないため限界があります。

そのため全国から看護師・理学療法士・作業療法士を募り、1年ごとにバトンをつなぐように交代で島へ来てもらう仕組みをつくります。

1年の期間が終わったら、引き続き奄美で働くか、元の場所に戻るかのどちらを選ぶかは本人の自由です。

移住のような重い決断ではなく、「1年間、島で働いてみる」という気軽な一歩から始められます。

奄美でこのモデルがうまく機能すれば、同じ課題を抱える全国の離島や過疎地域にも広げていくという可能性も検討できます。

4|発信活動

プロジェクトを広く知ってもらうため、木下代表は2026年2月にTikTok・Instagramで発信をスタートしました

アカウント名は「木下一平|奄美大島の医療崩壊を止めたい男」

発信をきっかけに「奄美で働きたい」という問い合わせが相次ぎ、すでに内定者も出ています

▼Instagram
https://www.instagram.com/iiiiippei/

▼TikTok
https://www.tiktok.com/@iiiiippei

▼YouTube
https://www.youtube.com/@ONEflatAmami-Oshima

視察では奄美市長・瀬戸内町長との面談も実現し、行政との連携体制づくりも進んでいます。

5|将来の構想

このプロジェクトは、奄美大島の医療を支えるだけが目的ではありません。

①奄美大島全域に展開

奄美市で訪問看護ステーションが軌道に乗った先には、南部の瀬戸内町などにも展開する予定です。
奄美大島全域を網羅できるように訪問看護ステーションの拠点を整えていきます。

②医療系学生の実習の場に

西宮の医療専門学校や大学と連携し、学生が離島の医療現場を実際に体験できる環境をつくります。
限られた資源の中で判断する経験は、都市部ではなかなか積めません。

③離島医療のデータを都市に活かす

奄美で積み重ねた医療の実績やノウハウをデータ化し、西宮など都市部の在宅医療の質向上にも役立てます。
離島で学んだことを都市に還元し、都市のリソースを島に届けるというこの双方向の循環が長期的な目標です。

6|オープンまでの流れ

2026年前半 拠点となる物件を選定・取得

看護師や療法士が一緒に暮らしながら働くための事務所兼宿舎を決めます。
中古物件をリノベーションして活用する予定です。

2026年中旬 全国で求人募集スタート

看護師・理学療法士・作業療法士の募集を開始。
応募者にはまず1週間の現地体験を用意します。

2026年10月 クラウドファンディング開始

拠点整備や人材確保のための資金を広く募ります。

2026年12月〜 事務所兼宿舎の整備完了

スタッフが安心して働き、暮らせる拠点を整えます。

2027年4月 訪問看護ステーション奄美 グランドオープン

第1期スタッフによる訪問看護・訪問リハビリを開始します。

6|木下一平よりメッセージ

正直に言うと、私は奄美出身ではありません。

家族や親戚がいるわけでもなく、特別な縁があったわけでもありません。

そんな私が今、奄美の医療を変えたいと本気で思っています。

きっかけは、2025年に西宮市との友好姉妹都市交流事業で奄美を訪れたことでした。

現地で医療・介護・福祉の現場を見せていただく中で、ある現実を知りました。

それは訪問看護の体制が十分ではなく、家での暮らしを諦め、施設での生活を選ばざるを得ない人がいるという現実です。

もちろん施設で暮らすことが悪いわけではありません。

人によっては、その方が安心できることもあります。

ただ、本来大切なのは「選べること」ではないでしょうか?

自宅で暮らしたい人は自宅を選べることができ、施設で暮らしたい人が施設を選べる。

その人らしい人生を自分で選択できるという当たり前を守りたいと思いました。

なぜそこまで強く思うのか。

それは、私が訪問看護ステーションを立ち上げた原点が、妹との経験にあるからです。

私の妹は、小学生の頃に脳の病気を患い、後遺症が残りました。

退院後は思うように外へ出られず、社会とのつながりを持ちづらいという状況に直面しました。

そんな妹の姿を見ながら、私はずっと考えていたんです。

障害や病気があっても、安心して外へ出られる街ってなんだろう?

誰もが社会とつながりながら、自分らしく生きられる地域ってなんだろう?

その答えを形にしたいと思い、訪問看護ステーションやデイサービスを立ち上げました。

そして今では、医療や介護だけでなく、まちづくりのイベントにも取り組んでいます。

目指しているのはサービスを提供することではありません。

誰もが安心して人生を送れる地域をつくることです。

奄美で出会った課題は、形こそ違えど、私がずっと向き合ってきたテーマそのものでした。

だから動かずにはいられませんでした。

ただこの挑戦は私一人ではできません。

むしろ、私にできることは限られています。

だからお願いがあります。

もしこの想いに少しでも共感していただけたなら、ぜひ力を貸してください。

アイデアがある方は教えてください。

人とのつながりがある方は紹介してください。

奄美へ来てみたい方はぜひ来てください。

応援の言葉を届けていただけるだけでも力になります。

このプロジェクトは、私一人の挑戦ではありません。

みんなでつくる挑戦です。

そして私は、この課題は奄美だけの問題ではないと思っています。

人口減少と高齢化が進むこれからの日本では、多くの地域が同じ課題に直面します。

だからこそ、この奄美での挑戦を成功事例にしたいです。

奄美から地方医療の未来をつくり、そして全国の地域へ広げていきたいです。

まだ何かを成し遂げたわけではありません。

ようやくスタートラインに立ったばかりです。

それでも私は信じています。

一人では変えられない未来も仲間がいれば変えられる。

奄美の未来を、地方医療の未来を、そして誰もが「自分らしく生きることを選べる社会」を一緒につくっていただけませんか?

このプロジェクトの最新情報は、LINEのオープンチャットで発信しています。

「まずは活動を見守りたい」
「どんなことをしているのか知りたい」
「いつか何かの形で関わってみたい」

そんな方は、ぜひお気軽にご参加ください(匿名で参加できます)。

この挑戦の物語をぜひ一緒に見届けていただけたら嬉しいです。

\匿名で参加できます/

7|お問い合わせ

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